12月2日
10月末より始まった玉ねぎの定植作業もそろそろ終わりです。
苗を稲の手植えのように15cmの等間隔で植えて、足で土を抑えます。
よく抑えていないと、霜柱が立って植えた苗が土からでてしまいます。
玉ねぎは9月に種を播き、11月末に植えるのが一般的です。
品種によって播く時期、植える時期、収穫する時期が違います。
早いものは9月初めに播いて、10月末に植えて、3月に収穫ですが、
遅いものは9月末に播いて、11月末~12月初めに植えて、6月に収穫します。
12月22日
植えて2週間以上たって、根付いたら、上から発酵籾殻と牛糞バーク堆肥を散布します。
この牛糞バーク堆肥とはヒノキのおがくずと牛糞を混合して発酵させたものです。
有機JAS法に適合した安全なものです。全然臭くないですよ!
家畜糞の堆肥は衛生的にどうだこうだと言う方がいますが、発酵の段階で60℃以上の高温になりますし、発酵期間も3ヵ月以上と長いので大腸菌やサルモネラは死滅します。
有機JAS法でもその辺りは厳しく検査してるでしょうから、適合した堆肥は安全です。
玉ねぎは有機肥料で栽培すると、なぜかあの涙がでる成分がやわらぎます。
なので当農場の玉ねぎはほとんどのものが切っても涙がでません!
生で食べても辛くないし、甘いんです。
私は化学肥料で作った玉ねぎを生で食べると苦いし辛いし、美味しくないですよね。
ちなみに私は中国産のニンニクがダメです。焼き肉屋で中国産のニンニクがたっぷり入れられたタレで食べると次の日が胃もたれで一日気持ち悪くなります。
それが自分で作るニンニクは全然平気なんですよ。
「有機肥料も微生物が分解したものを植物が吸収するから、根本的に化学肥料と同じだ」という方がいますが、絶対違うと思います。そういう方は一度うちの玉ねぎを食べてもらいたいですね。
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