人は食べたものでできています。
とても当たり前のことを書いていますが、このことを意識している人はほとんどいないのではないでしょうか。私もかつてはそうでした。
私は学生時代、大学院で分子生物学や遺伝学を学び、今やコロナにより有名になったPCRを使った実験を毎日のように行い、ゼミのレポート作成、さらにはサークル活動(超マニアックな洞窟探検部です(笑))と忙しく、明らかに食べることをおろそかにしていました。
コンビニや、レトルト、カップ麺で済ますことも多く、ほとんど手料理をせず、まともな食事といえば、学生食堂くらいでした。。
そのせいで、血液検査のアルブミンという栄養状態を示す値が異常に低くなってしまいました。
その頃はどうにか若さでカバーしていたのでしょうが、今なら免疫力の低下により、コロナで重症化してしまうかも知れませんね。
また、食べることをおろそかにしていると、身体だけでなく、心まで貧しくなります。
大学に入る前は自然環境を守る活動を志していたはずが、いつの間にか自己中心的な考え方となり、他人や社会のために生きるといったことを考えなくなっていました。
これもよくよく考えると当たり前の話で、人は食べたものでできているのなら、その人の考え方も食べたものに左右されてもおかしくないのです。