誰でも簡単に健やかな人生を手に入れる方法

まずは、前回のおさらいですが、日本は食品添加物や農薬の規制が他国に比べ、圧倒的に緩く、先進国で唯一ガンが増加しているという事実をお知らせしました。

 

また、ガンだけではなく、子どものアレルギーや発達障害の増加、高齢者の認知症の増加も無関係ではないこともお伝えしました。

 

それでは、その事実を知らず、今まで当たり前に食品添加物や農薬だらけの食品を食べてきた私たちはどうすればよいのでしょうか？

 

 

 

食べたものがどのくらいの時間であなたの体を作り替えるのかというと、おおまかに言って遅い部分で平均130日、早い部分で平均22日と言われています。

 

 

具体的には

・ 筋肉　　　　　

遅い部分（４０％）で １００日　　速い部分（６０％）で １６日

 

・ 骨　　　　　　

遅い部分（７２％）で ２４０日　　速い部分（２８％）で １６日

 

・ 肝臓　　　　　

遅い部分（３％）で １４０日　　　速い部分（９７％）で １２日

 

・ 腎臓　　　　　

遅い部分（８％）で １８０日　　　速い部分（９２％）で １１日

 

内臓は比較的早く入れ替わりますが、筋肉や骨がすべて入れ替わるには８か月もかかります。逆に言うと8か月かければあなたは食べたもので生まれ変わることができるともいえます。

 

できる限り質の良いものを食べることを8か月続ければ、食に起因する体の不調は解決すると言えます。

 

ただし、基本的に脳、神経細胞、心臓（心筋細胞）は入れ替わったり再生することはできないと言われています。脳の発達は胎児期から乳幼児期に起こるため、妊娠期から授乳期の間のお母さんの食事がいかに大事かということがわかります。

 

 

 

前々回のブログで、腸と脳が密接につながっていることをお話しました。

 

腸にはたくさんの数の腸内細菌が住んでおり、彼らが免疫や心のバランスを整える役割を担っています。

 

日本には昔から「腹が立つ」「腹に据えかねる」「はらわたが煮えくりかえる」など腸と感情の苛立ちをリンクさせる言葉が多いように、腸内環境が乱れると心が乱れます。

 

 

世の中の乱れも食の乱れに原因があるということです。

 

 

 

また、免疫を担う細胞の7割は腸にあり、コロナなどの風邪を引いても重症化しにくい身体というのは腸内環境が良い状態ということです。

 

 

 

「幸せか不幸せかは腸で決まる」という驚くような事実も明らかになってきています。セロトニンやドーパミンといった「幸せ物質」の働きを左右しているのも腸内細菌だからです。

 

 

 

腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、日和見菌と3種類に大きく分けられ、善玉菌が行う分解のことを発酵といい、善玉菌の割合を多くすることが、腸内環境にとって良いことが分かっています。

 

逆に悪玉菌の働きによって起こる分解のことを腐敗と呼び、

ロシアのノーベル賞学者メチニコフ氏は，悪玉菌が作る腐敗物質こそが老化の原因で，それを防ぐことができれば長生きできると提唱しています。

 

（日和見菌とは善玉菌が増えれば、良い働きをし、悪玉菌が増えれば悪い働きをするどっちつかずの菌です。）

 

 

 

つまり、

 

悪玉菌が増える食べ物を控え、善玉菌が増える食べ物を摂ることが、身体と心の健康にとても大切

 

だと言えるのです。

 

 

 

次に腸内環境の良し悪しの目安となる、とても大切な便についてお話します。

 

 

 

人間の嗅覚はとても良くできており、腐敗に対してはくさいと感じ、発酵に対してはいい匂いと感じます。

 

 

つまり、便がくさく感じるのは腸内環境が乱れ、悪玉菌が多くなっている証拠です。また色も、黒っぽい便は悪玉菌がたくさんいる証拠で、善玉菌が多い場合は、黄褐色になります。

 

便を毎日チェックして自分の腸内環境の良し悪しを確認しましょう！

 

測るだけダイエットと同じく、毎日チェックすることで、腸内環境を整える生活を無意識に実践できるようになります！！

 

 

 

腸内環境を整える基本を少しだけ解説しておきます。

 

善玉菌は野菜に含まれる食物繊維が大好きです。また、ぬか漬や納豆や味噌など昔ながらの発酵食品を摂ることで、腸内の善玉菌を元気にすることができます。

 

逆に自然界にはない化学合成された食品添加物や農薬が苦手です。

 

 

 

お肉は、筋肉や血や骨の元となるタンパク質の多い食べ物ですが、悪玉菌のエサにもなります。また、家畜のエサの中に、化学合成物質や農薬が含まれており、悪玉菌が増える原因になりやすいので、食べすぎ注意です。

 

焼き肉を食べたあとは便通も悪く、色も黒っぽくなり、ニオイもキツくなることは誰しも身に覚えがあると思います。

 

焼き肉の時によくキムチを食べると思いますが、キムチは乳酸菌の発酵食品です。

 

焼き肉と一緒に食べることで、悪玉菌が増えるのを抑える、生活の知恵なのです。

 

 

 

ちなみに、授乳中の赤ちゃんの便は臭くはなく、少し酸っぱい匂いがしますが、善玉菌である乳酸菌（ビフィズス菌）がたくさんいる証拠です。授乳中の赤ちゃんの善玉菌の割合は9割にもなるそうです！

 

 

 

まとめです。

 

【誰でも簡単に健やかな人生を手に入れる方法】とは、

 

自分の腸内環境を良い状態に整えることです。

 

そのために、毎日自分の便の状態をチェックすることが大切です。

 

 

 

次回は、より詳しく【腸内細菌と共に健やかに生きられる具体的な方法】を解説していきたいと思います。